2023年(令和5年) 3月10日(金)付紙面より
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庄内町内の幼稚園や小・中学校計12施設で8日昼、友好町の宮城県南三陸町から届いた海の幸を用いた「友好献立給食」が行われ、園児・児童・生徒たちが友好町の特産品を使ったメニューを味わった。
2011年3月に発生した東日本大震災直後、甚大な被害に遭った南三陸町を支援しようと、庄内町の職員らは毎日のようにおにぎりなどを届けた。「その時のお礼」として宮城県漁業協同組合歌津支所所属の漁師らが翌12年2月、ワカメを庄内町に寄贈。これをきっかけに庄内町では大震災を風化させないため、毎年届けられる海産物を用いて「友好献立給食」を実施している。この日の献立は▽タコそぼろご飯▽たこカツ▽ワカメの中華サラダ▽ホタテ入りスープ―など。
このうち、余目第四小学校(大山浩司校長、児童128人)では、子どもたちが新鮮な海の幸を使ったメニューに大喜び。5年生の冨樫来美さんは「南三陸町のおいしいものを食べられて良かった。今後も友好町として絆を深めていきたい」と話した。