2023年(令和5年) 6月9日(金)付紙面より
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庄内砂丘産アンデスメロンの初競りが8日、三川町の公設庄内青果物地方卸売市場の庄印庄果(齋藤弘明社長)で行われた。大玉の4L(3玉入り5キロ)1箱が3万円の価格で競り落とされた。生産農家によると糖度は16度と甘みが強く、玉伸びなど生育は順調に進んだ。
この日入荷したのは酒田市黒森のヤマ菊農園のハウスで育てられた47ケース(1ケース約5キロ)。4Lを最高額で競り落としたのは酒田市の木川果実店で、昨年より1万円高い額が付いた。昨年より1日早い初競りとなったこの日は午前7時半の競り開始とともに、地元の青果店など30人余りの買い受け人が次々と競り落とした。最も大きい4Lサイズのほか、3L(4玉入り)が1万円、2L(5玉入り)が7000円と値が付いた。
同農園の佐藤祐治さん(61)は「春先の好天で玉伸び、肌つやとも良く順調に生育した一方で、5月に入ってから天候不順が続いたため糖度が例年よりわずかに低い。熟すると17?18度まで上がるので、甘くおいしいメロンを食べて笑顔になってもらいたい」と話していた。また、庄印庄果の齋藤社長は「初競りの値としては例年並みでまずまずの結果。今月25日前後には出荷のピークを迎え、同じ頃に地元のスーパーでも地物のメロンが並びそう」と話していた。