2024年(令和6年) 4月18日(木)付紙面より
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鳥海山の中腹を通り遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ山岳観光道路「鳥海ブルーライン」(延長約35キロ)で、大型連休前の開通を目指し除雪作業が急ピッチで進められている。
県から作業受託した丸高(本社・酒田市)の村上忍・工事主任によると、今季の積雪量は場所によってばらつきがあり、雪質は軟らかく重いという。ロータリー除雪車、ブルドーザーそれぞれ2台とタイヤドーザー1台の計5台を使い先月27日に作業を開始した。
同町の松永裕美町長らが16日、県境まで約1200メートル地点で行われた作業を視察。ブルドーザーで雪の壁を崩し、それをロータリー車が谷側に勢いよく吹き飛ばした。あと3~4日で県境まで達する見通し。その後、ガードロープの設置など交通安全対策を施し、26日に予定される一般開放に備える。
松永町長は「鳥海山は町のシンボル。訪れる大勢の観光客に愛されるよう、引き続き努力していく」と話した。