2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より
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県かるた協会(瀧澤真弓会長)が主催した「こばえちゃ山形全国競技かるた酒田大会」が21日、酒田市武道館で開かれ、国内外の愛好者がエントリー。5段階に分けられたレベルごとに熱戦を繰り広げた。
この大会の前身は、2000年から20年にわたって米沢市を会場に開催された「上杉杯争奪全国競技かるた大会」。20年から酒田かるた会(高山綾子会長)が主管し改称。通算25回の節目を迎えた。
全日本かるた協会公認大会で最も上級のA級から初心者のE級まで全国各地のみならず、遠くは中国からの出場者を含め229人がエントリー。開会行事で瀧澤会長は「この大会を通して交流を深めて」とあいさつ、酒田かるた会所属の女子児童3人が「優勝目指して正々堂々と戦い抜くことを誓う」と選手宣誓した。
競技はいずれもトーナメント形式で行われた。自陣に札を並べた後、その配置を頭の中にたたき込み、試合が始まるとぐっと身を乗り出して息を殺し、読手が上の句を読み始めると勢いよく手を伸ばしていた。
優勝・準優勝者は次の通り。(敬称略)
◇A級▽優勝=矢島聖蘭(関東第一かるた会)▽準優勝=佐藤公亮(筑波大学歌留多部)◇B級▽優勝=松嶋桃(群馬県高文連)高橋和佳(秋田このはな会)▽準優勝=秋田谷真惟子(青森かるた会)片桐匠(仙台鵲会)◇C級▽優勝=徳永晶(群馬県高文連)新岡慶士(青森かるた会)▽準優勝=深津美晴(秋田このはな会)中野侑海(北海道やよい会◇D級▽優勝=三浦佳乃(水沢かるた会)藤平恭子(東桜学館かるた部)▽準優勝=山口哲平(中田かるた会)千田大耀(水沢かるた会)◇E級▽優勝=櫻井稔莉(富山かたかご会)小森遥奈(仙台育英学園高校かるた部)▽準優勝=高橋絢春(北海道やよい会)茂木咲良(酒田かるた会)