2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より
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少年の非行防止活動などに取り組む、酒田警察署(小川広治署長)の「県少年警察大学生ボランティア」委嘱状交付式が19日、同署で行われ、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生13人に委嘱状を交付した。
県警生活安全部は、若者の目線を生かし、青少年の非行・被害防止活動などに協力する同ボランティア制度を2016年に導入。同署では公益大生を対象に17年から取り組みを展開している。委嘱を受けた学生たちは青少年健全育成団体や警察と連携し、非行防止の啓発活動や立ち直り活動に参加する。任期は来年3月まで。
交付式は署長室で行われ、2―4年生5人が出席。小川署長は「若い世代の活動参加は団体員の活力にもなり、青少年たちにとって近い世代からの声掛けは影響力がある。共に少年非行のない地域づくりを目指し協力してほしい」と述べ、一人一人に委嘱状を手渡した。
委嘱状を受け取った佐藤嘉彦さん(21)=4年=は「年齢が近い自分たちが活動に参加することに意義があると思うので、積極的に声掛けを行いたい」、設楽晏斗(はると)さん(20)=3年=は「学生にしかない目線で活動し、青少年の良いきっかけになれたら」と意気込みを語った。
同署では引き続き大学生ボランティアを募集している。4月現在の同署管内の大学生ボランティアは次の通り。(敬称略)
▽4年=佐藤嘉彦(鶴岡市)佐藤風花、兵藤弥生、松尾尚記、内山満月(酒田市)▽3年=小野寺爽太、色摩美来、設楽晏斗(同)▽2年=齋藤雅咲、齋藤早帆、安達心美、諏佐治香、伊藤綾花(同)