2024年(令和6年) 5月3日(金)付紙面より
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農林水産省主催の第8回食育活動表彰・農林漁業者等の部(教育関係者・事業者部門)で最優秀の農林水産大臣賞に輝いたサスティナ鶴岡(齋藤翔太代表)のメンバーが30日、鶴岡市役所を表敬訪問し皆川治市長に受賞を報告した。
同会は鶴岡市内の料理人と農林水産物の生産者、サポートスタッフ、学生など合わせて約120人で構成。年間4回の「Tsuruokaフードハブキッチン」での生産、調理体験や、毎月開催している「サスティナ学校」での料理教室などを通して子どもたちへの食育、郷土食の伝承などに取り組んでいる。
今回の第8回表彰には全国から154件の応募があり、ボランティア部門(食生活改善推進員の部、食育推進ボランティアの部)と教育関係者・事業者部門(教育等関係者の部、農林漁業者等の部、企業の部)の2部門5部で、それぞれ最優秀の農林水産大臣賞、優秀賞の消費・安全局長賞、審査員特別賞を決めた。
サスティナ鶴岡は生産のプロ(農林漁業者)と食材のプロ(料理人)がタッグを組み、「食を通じて子どもたちの未来を育む」を目標に掲げ、食文化の継承などに取り組む一連の活動が高く評価された。
この日、齋藤代表と佐藤公一副代表、小野愛美事務局長の3人が鶴岡市役所を訪れ、皆川市長に農林水産大臣賞受賞を報告。皆川市長は「受賞おめでとうございます。今年は鶴岡市がユネスコ食文化創造都市に認定されて10周年の節目にふさわしい、市民にとってうれしいニュースになった」とねぎらった。
懇談後、齋藤代表は「子どもたちが参加したいと思うような、より楽しい取り組みを今後も展開していきたい」と抱負を述べた。表彰式は6月1日、第19回食育推進全国大会inおおさか(大阪市・ATCホール)の開会式の席上で行われる。