2005年(平成17年) 6月24日(金)付紙面より
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4月から本格稼働した鶴岡地区リサイクルプラザ「くるりん館」(鶴岡市水沢)で25日、オープンを記念した環境フォーラムが開かれる。講演会や環境に関するパネル展などで、市民とリサイクルをキーワードに循環型社会について考える。
くるりん館は、鶴岡市ほか六箇町村衛生処理組合が事業主体となり新たに建設された。ごみの中間処理施設の機能以外に、情報活動や再生品展示の各スペース、再生工作室などをもつ「プラザ」を備える。「環境について楽しみながら考え、学ぶ、体験する」をキーワードに、リサイクル原料品を活用してのものづくり体験などができる施設となっている。
環境フォーラムは、くるりん館のプラザの学習、体験機能を市民に広く紹介するとともに、環境について考える機会を設けようと、市環境課が企画。「環(わ)のくらしと私たち」をメーンテーマに開催する。
講演は、山形大農学部の平智教授が「環境先進国ドイツで暮らす?フライブルクの305日」と題し、ドイツ留学で体験したドイツ人の環境への考え方や取り組みを紹介する。
続いての座談会では、平氏、鶴岡高専教授で市廃棄物減量等審議会長の小谷卓氏、鶴岡ユースホステル運営の菊池智恵氏の3人が「リサイクル社会と私たちの暮らしを考える」のテーマで、全国で2番目に実施されたノーレジ袋デー、環境教育といった鶴岡での取り組みなどについて意見を交換する。
また、会場では4月から変更になったごみの分別収集や地球温暖化についてのパネル展示のコーナーも設置される。
当日は午後2時開会。入場、聴講とも無料。