2005年(平成17年) 8月5日(金)付紙面より
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鶴岡市の西郷小学校(鈴木清人校長、児童143人)と姉妹校の盟約を結ぶ京都府亀岡市の安詳小学校(竹岡敏校長、児童596人)の6年生児童が3―5日の日程で初めて西郷小を訪れ、「鶴亀交流」活動を通して友情を深めている。
両校の交流は、以前に鶴岡市農協が亀岡市を視察に訪れたことをきっかけにした「鶴亀交流」で始まった。西郷小では2002年度から本年度までの4年間、6年生が修学旅行で安詳小や京都市を訪れるなどし交流。昨年5月の訪問で姉妹校の盟約を結んだ。
今回の来鶴は、安詳小が本年度から2カ年で指定を受けた文部科学省の「豊かな体験活動推進事業」を活用して実現した。3日から5日までの2泊3日の日程で、6年生の希望者32人と竹岡校長や引率教師の計37人が訪れ、西郷小の6年生児童宅にそれぞれホームステイするなどの交流を繰り広げている。
4日は、西郷小体育館で両校の6年生同士が参加して歓迎会が開かれた。両校児童が「京都で友達になった皆さんと再会できうれしい」「西郷小の6年生全員と仲良くなって京都に帰りたい」とあいさつ。ゲームであらためて交流。続いてバス2台に分乗し、櫛引町でのぶどう狩りや朝日村田麦俣の多層民家見学、羽黒山の石段上りなどを通じ、友情を深めながら庄内地方の歴史や風土の一端をともに学んだ。
安詳小の竹田校長は「以前から西郷小を訪れたいと思っていたのでうれしい。今後も日常の取り組みで友情を深め、末永くお付き合いをしていきたい」と話し、「鶴亀交流」がさらに深まることを期待していた。
「鶴亀交流」で友情を深める西郷、安詳両校の6年生児童たち