2005年(平成17年) 8月6日(土)付紙面より
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酒田市の青年らが経営する第3セクター「酒田まちづくり開発」(西村修社長)は、今年4月に同市中町一丁目に開設した複合観光施設「川辺の館」で今月半ばから、新たにペーパークラフトや陶芸などの「手作り体験教室」を開始する。観光客らに、酒田を訪れた思い出づくりの機会を提供していく。
川辺の館は、市観光物産館「酒田夢の倶楽(くら)」の新井田川を挟んで対岸にオープンした。特産品販売や地元の食材を使ったレストラン、工芸品作りの体験工房を中心にした複合観光施設で、夢の倶楽の観光客を本間家旧本邸や旧鐙屋などがある市中心部に誘導する狙いも込めた。
手作り体験教室は、当面は施設のPRを主目的に、地元で活躍する工芸家らを講師に招いて不定期で、予約制で行う。将来は観光客向けの常設的なものとしたい考え。
これまで決まっているのは今月13日のペーパークラフト(講師・酒田海上保安部の南秀実航海援助センター所長)、21日の陶芸(後藤智絵さん)、27日のステンドグラス(藤田フミ子さん)の3種。
このうちペーパークラフトは13日午後2時から、夏休みの小学生向けに灯台の模型を作る。体験料は無料だが、おやつ代500円が必要。はさみ、カッター、木工用ボンド、カッティングマット(厚紙でも可)を持参。定員15人。
申し込みは酒田まちづくり開発=電0234(21)8377=へ。陶芸、ステンドグラスの教室の開催日時、体験料、定員は次の通り。
▽陶芸・絵付け体験コース(21日午後2時)、500―2000円(希望する素焼きの種類で異なる)、10人▽同・土いじり体験コース(同3時15分)、土1?1500円、10人▽ステンドグラス・ミニランプ作り(27日午後1時半)、2500円、15人
思い出づくりの体験教室が始まる複合観光施設・川辺の館