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2005年(平成17年) 11月7日(月)付紙面より

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酒田市長選 予想の2氏届け出 前新が一騎討ちへ

 北庄内の4市町が合併して誕生した新「酒田市」の初の市長選と市議選が6日、告示された。新市のかじ取り役を決める市長選には、新人で元家庭裁判所事務官の岡崎理香氏(45)=無所属、民主党推薦=、前酒田市長の阿部寿一氏(46)=無所属、自民党、連合山形推薦=の予想された2人が立候補し、1週間の選挙戦に突入した。一方、地方自治法の原則にのっとって全市が1選挙区、定数34で行われる市議選には予想された41人が届け出を済ませた。ともに新市の基盤をつくる上で重要な選挙として市民の間でも関心が高まっており、13日の投票日に向け熱い舌戦が始まった。

 酒田市長選の立候補の受け付けは午前8時半から市役所で行われ、岡崎、阿部の両候補の順番で届け出を済ませた。岡崎候補は末広町、阿部候補は亀ケ崎七丁目の各選挙事務所前で第一声を上げ、1週間の舌戦がスタートした。

 今回の市長選は今月1日に酒田市、八幡町、松山町、平田町の旧4市町が合併したことに伴うもの。今年6月21日に阿部候補が旧酒田市の定例市議会で「新市の総合計画を立案したい」と合併後の市政運営に意欲を示して出馬表明。その後しばらくはほかに動きはなく、一時は「無投票」もささやかれた。しかし、告示まで約半月と迫った先月20日、阿部市政に不満を持つ市民グループの要請に応える形で岡崎候補が立候補を表明、選挙戦の構図が固まった。

 過去6年半の旧酒田市長としての実績と自ら手がけた合併作業を中心としたまちづくりの継続を訴える阿部候補に、明確なまちづくりのビジョンや生活者の視点から市政刷新を訴える岡崎候補が挑む形となっている。

 両陣営とも超党派での選挙協力を想定し各政党などに推薦を要請した結果、政党では阿部陣営が自民党、岡崎陣営が民主党から推薦を得た。社民党は自主投票、公明党は態度を明らかにしていない。保守系の旧酒田市議の中には阿部候補から距離を置こうとする顔ぶれもいるなど一枚岩とは言えない状況。一方の岡崎陣営も民主党の協力団体の連合が阿部候補を推薦してまた裂き状態の中、告示に前後して県外の自民党衆院議員を応援に招いて街頭演説を行うなど、お互いに政党の枠組みを超えた激しい混戦が予想されている。

 旧4市町の全域を1選挙区とするという未知の選挙で、従来になく激しい前哨戦を繰り広げてきた市議選とあいまって、市民の関心は高まりを見せている。
 5日現在の酒田市の有権者は9万6587人(男4万5533人、女5万1054人)。



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