2005年(平成17年) 11月16日(水)付紙面より
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TMO(タウンマネジメント機構)構想に基づく、第三セクター方式によるまちづくり会社・イグゼあまるめ(社長・富樫清余目町商工会長)のアンテナショップが15日、庄内町のJR余目駅構内にオープンした。同町の特産品を一堂に集め、町の持つ魅力を全国に向け発信していこうというもの。富樫会長、同町の原田眞樹町長らがテープカットしオープンを祝った。
旧余目町が策定した町中心市街地活性化基本計画を受け、余目町商工会は2003年、TMO構想策定委員会を組織。会合や先進地視察などを経て▽余目駅周辺再開発促進事業▽米と花のまちづくり▽街なかにぎわいづくり▽まちづくり促進▽町の魅力づくり―の5点を構想の柱とすることにした。
5点の構想を具体化するための組織として町の認定、町民株主の出資を受け今年3月、第三セクターのまちづくり会社「イグゼあまるめ」が設立された。
アンテナショップの設置は、同駅周辺を中心とした市街地活性化が目的。今年3月末で同駅構内のキヨスクが閉店したことから、その場を借り開店することにした。広さは約36平方メートル。地酒やもち、きな粉、各種漬け物、銅製品、地元産米を使ったアイスなど同町の特産品・加工品約100点を取り扱う。一角に「チャレンジコーナー」を設け、町の特産品となる新商品の販売をサポートする。
オープンセレモニーには町、TMO、同駅の関係者ら約40人が出席。富樫社長が「アンテナショップが人、物、情報の拠点となることを期待。新たな集いの場としておおいに利用してほしい」とあいさつ。原田町長、日下部忠明議長が「アンテナを全国に張り巡らしながら、新たな事業展開を期待する」などと祝辞を述べた。上朝丸八幡神社の獅子舞・天狗舞が祝舞を披露した後、テープカットし販売がスタートした。
アンテナショップは年中無休。営業は午前7時から午後6時半で、従業員3人がローテーションで対応。オープンを記念し21日までの1週間、1000円以上購入した人に記念品をプレゼントする。チャレンジコーナーの商品は随時募集している。イグゼあまるめ事務局の余目町商工会が審査し採用を決める。問い合わせは同商工会=電0234(42)2556=へ。
余目駅構内にオープンしたアンテナショップ