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2006年(平成18年) 4月5日(水)付紙面より

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福祉支える拠点開設 介護予防など総合的に 鶴岡市が地域包括支援センター

 介護保険制度で、新たな地域ケアシステムを総合的に行う拠点となる「鶴岡市地域包括支援センター」が同市銀座通りに開設され、3日から業務を開始した。

 4月から施行された改正介護保険制度では、▽軽度者を対象とした予防重視型システムへの転換(新予防給付、地域支援事業の創設)▽施設給付の見直し(居住費用、低所得者などに対する措置)▽新たなサービス体系の確立(地域密着型サービス、居住系サービスの充実)▽サービスの質の向上(ケアマネジメントの見直しなど)―といった項目が盛り込まれている。

 このうち、地域包括支援センターは地域でのケアシステムを公正、中立な立場で総合的に担う拠点施設。これまで相談窓口やサービスの連絡・調整などを行ってきた在宅支援センターとケアマネージャー事務所との役割分担が明確でなくなっている点を改善するため、市町村単位などで設置が義務付けられている。

 保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーを配置し、関係機関と連携しながら介護予防のための指導、援助、高齢者の総合相談や権利擁護、継続したトータルの予防支援サービスなどを行う。

 鶴岡市地域包括支援センターは、銀座通りの旧金屋リビングの空きビルを改修して開設した。保健師8人、社会福祉士と主任ケアマネージャー各3人ずつを配置。市内14カ所にある在宅支援センターと連携しながら高齢者の支援などを行う。また、鶴岡地区医師会の在宅介護支援センターとケアプランセンターが併設された。

 開所式では富塚陽一市長が「期待に添えるようしっかりと地域福祉を支えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットし、開所を祝った。

 同市介護サービス課では、同センター内に市湯田川リハビリテーション病院の筋力トレーニングマシンを移設し、要介護の予防に有効とされる筋力トレーニング事業の展開も想定している。
 

関係者がテープカットし、地域包括支援センターの開所を祝った
関係者がテープカットし、地域包括支援センターの開所を祝った



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