2006年(平成18年) 9月16日(土)付紙面より
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日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の「三瀬トンネル(仮称)」の貫通式が15日、鶴岡市三瀬のトンネル内で行われ、関係者が無事貫通を祝った。
三瀬トンネルは、日沿道温海―鶴岡間26・9キロの区間に建設が計画されている5本のトンネルのうち一番北側に位置する。全長は544メートル。
工事は2005年7月に着工。トンネル掘削は温海側を起点として今年1月から始まり、月平均68メートルを掘り進んで約9カ月かけて貫通にこぎつけた。工事費は約10億8000万円。
貫通式には国土交通省酒田河川国道事務所や鶴岡市、県、工事関係者約50人が出席した。同事務所の宮田忠明所長、富塚陽一鶴岡市長、高橋節県庄内総合支庁長らが貫通作業開始のスイッチボタンを押して貫通作業を開始。掘削機で最後に残った壁を打ち抜き、風穴を開けた。その後、宮田所長ら参加者が通り初めして貫通を祝った。
同トンネル本体工事は今後、覆工コンクリート工事などを行い、07年12月の竣工を見込んでいる。
日沿道温海―鶴岡間の5トンネルのうち、貫通したのは「天魄山トンネル」(1025メートル)に続いて2本目。
無事壁を打ち破り、貫通した三瀬トンネル