2007年(平成19年) 4月11日(水)付紙面より
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「建具の日」の10日、鶴岡建具組合(川越雪雄組合長)の組合員たちが保育園や小学校などを訪れ、無料でドアなどを修理するボランティア活動を行った。
1984年に建具業者の全国大会が本県で開催された際、「良い戸」の語呂合わせで4月10日を建具の日にしようと提唱された。翌年から毎年この時期に合わせ、全国で啓発事業が実施されている。鶴岡建具組合では例年、保育園や小中学校、老人福祉施設などを訪れ、建具修理を行っている。
この日の午前中、川越組合長をはじめ組合員5人が鶴岡市の南部保育園とかたばみ保育園を訪問。各施設で保育室やトイレなどの扉を取り外し、カンナでささくれを削り、引き戸のレールを交換するなど建て付けの調整を行った。
保育士たちは「見えない部分にたまったほこりで回りが悪くなった戸車もきれいに掃除してもらった。いつも本当にありがたい」と感謝の気持ちを表していた。
組合員たちはこの後、櫛引地域の児童館と羽黒地域の小学校の計4カ所を巡回。夕方まで作業に汗を流した。
建具の修理ボランティアを行う鶴岡建具組合のメンバー