2007年(平成19年) 9月5日(水)付紙面より
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庄内保健所と庄内地域健康づくり協議会は、生活習慣病予防に役立つ情報を満載した「健康づくりチャレンジブック2007」を作成した。メタボリックシンドロームや食生活改善へのアドバイス、健康づくりの実践成果を週単位で24週分記載するチャレンジ取り組み表、ウオーキングイベントや運動施設の情報で構成。健康づくりのミニハンドブックとして活用を薦めている。
庄内地方は、生活習慣が起因するがんや心疾患、脳血管疾患による死亡率が高く、生活習慣病の予防が重要視されている。チャレンジブックは予防に向け、日常生活での運動習慣やバランスの取れた食生活を身につけてもらうことを狙いとして作成した。
目玉となるのが、運動や生活の改善、健康状態のチェックに活用してもらう「チャレンジ取り組み表」。▽健康づくりの習慣▽スポーツ▽ウオーキング▽健診受診―の4テーマに沿って、「間食をしなかった」「夕食は就寝3時間以上前にした」「基本健診の受診」「健康講演会への参加」や各種スポーツといった項目を設定。実行できた場合の1ポイントと、一日に歩いた歩数を全24週168日分のマスがある表に一日単位で記入する。長期間続けることで運動習慣を身につける仕組みとなっている。
このほか、庄内地域5市町のウオーキングイベント情報やトレーニングルーム、プールなど運動施設の紹介、メタボリックシンドロームの解説と改善ポイント、食生活改善に役立つ「食事バランスガイド」、一日15分の運動メニューといった多彩な内容の情報を盛り込んだ。
約3万部作成し、同協議会の構成団体、ドラッグストアなどに配布。広く住民に活用してもらう。
チャレンジブックの問い合わせは、県庄内総合支庁保健企画課=電0235(66)5528=へ。
「健康づくりチャレンジブック」を活用し生活習慣病を予防