2007年(平成19年) 5月12日(土)付紙面より
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鶴岡市藤島地域の「第16回ふじの花まつり」が始まった。13日まで市藤島体育館周辺を会場にフジの盆栽展やミニコンサートなど多彩なイベントが行われる。今年は夜の花見を楽しんでもらおうと、18日から3日間にわたり、体育館周辺のフジ棚のライトアップも行われる。
「日本一ふじの里づくり」を推進しようと、藤島庁舎や地元の観光協会、商工会が実行委員会を組織しフジの開花時期に合わせ開いている。
フジの花盆栽展には約130鉢が出点。紫色の「野田藤」や白色の「カピタン」などが咲き誇り、会場は甘い香りに包まれている。13日には家族向けの各種イベントも開催。地域のフジの名所を巡るウオークラリーやフリーマーケット、消防はしご車などの「働く車」の展示試乗、ミニコンサートなどが繰り広げられる。フジ棚のライトアップは初めて企画。関係者は「棚の下にござを敷いて花見を楽しんで」と話した。
目と鼻でフジの盆栽の観賞を楽しむ来場者
2007年(平成19年) 5月12日(土)付紙面より
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味わいの違う3種のオリジナルの清酒で新生・酒田市を表現した地酒セット「自然・酒田のめぐみ」が完成し、13日から市内の小売酒販店で販売される。
酒田小売酒販組合(矢野元郎理事長、加盟134店)が、合併を機に地酒をアピールしようと企画。市内の3蔵元に依頼し、合併に伴って新たに制定された市の花・トビシマカンゾウ、市の木・ケヤキ、市の鳥・イヌワシの3種をイメージしたオリジナルの清酒をつくってもらった。
トビシマカンゾウは「上喜元」の酒田酒造が担当。ユリのような清そな香りと日本海の輝きをイメージし、きめ細かく、柔らかな口当たりの酒に仕上げたという。
ケヤキは「初孫」の東北銘醸。しっかりと大地に根を張るケヤキの力強さや美しい木目をイメージし、コメのうまみが引き立ち、後味がきれいな酒にまとめたという。
イヌワシは「麓井」の麓井酒造が担当。雄大な鳥海山や大空を飛翔するイメージから、辛口で、軽やかなシャープな味わいにしたという。
3種はいずれも純米酒で、各500ミリリットル入り。セットの名称は公募し、同市御成町の団体職員、井出治典さん(34)の作品が採用された。
矢野理事長は「3種の特色ある酒とともに、新市の一体感が醸成されれば」と期待を寄せている。
セットの価格は3150円(税込み)で、2000セット限定。組合加盟店のうち、希望する31店で販売予定。問い合わせは同組合=電0234(24)8663=へ。
3種の地酒で新生・酒田を表現した「自然・酒田のめぐみ」