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2009年(平成21年) 10月11日(日)付紙面より

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「つや姫」登場 先行販売にどっと人出 たちまち売り切れ

 県が開発したオリジナルの水稲新品種「つや姫」の先行販売が10日、県内一斉に始まった。庄内地域の取扱店には、「おいしいと評判のコメ。一度食べてみたい」と消費者が訪れ、つや姫の新米を買い求めていた。

 来年秋の本格販売を前にした先行販売で、本年産米は県内外ともに150トン、計300トンの販売が予定されている。販売数量が限られているため、できるだけ多くの消費者の手が届くようにと、5キロ、10キロ単位ではなく2キロ詰め販売を中心にしており、基本価格は2キロ1000円(税込み)。農協関係者によると、はえぬきの3―4割増しの販売価格という。

 県内の先行販売は、首都圏などより1日早く開始。庄内ではAコープ全店と生協、主要スーパー、米穀店などで販売が始まった。このうち鶴岡市農協の「産直こまぎ」では10日、午前9時の開店とともに、つや姫目当ての買い物客が次々と訪れ、準備された2キロ入りの100袋(1人2袋限定販売)が15分ほどで売り切れた。

 2袋を購入した同市外内島の40代の女性は「普段購入するものより値段は高いけど、おいしいと評判なのでどうしても食べてみたくて買いに来た。早速お昼ご飯で炊いて食べます。何かワクワクする。全国で大評判になることを期待している」と笑顔で話した。産直こまぎの担当者は「価格が高めで、どの程度売れるか心配していたが、予想以上の反響で驚いている。(早めの売り切れとなり)購入に来るお客さんに謝り続けなければなりません」と話していた。

 つや姫は、鶴岡市藤島の県農業総合研究センター水田試験場で1998年に開発がスタート。2007年から試験栽培が行われ、コシヒカリやはえぬきを上回る食味を持ち、倒伏しにくいなど生産者が栽培しやすい特長を有する。米どころの県産米を代表する新たな顔として、県がブランド化戦略を進めている。

先行販売に大勢の買い物客が訪れ、つや姫の新米を手にした=10日、鶴岡市の産直こまぎ
先行販売に大勢の買い物客が訪れ、つや姫の新米を手にした=10日、鶴岡市の産直こまぎ



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