2009年(平成21年) 10月20日(火)付紙面より
ツイート
地元の農業について理解を深めてもらおうという親子農業体験が18日、鶴岡市の鶴岡産直組合しゃきっと(阿部貢組合長)と周辺の農業施設で行われた。
地域農業の実情を知ってもらい、地産地消を推進しようと同組合が主催した。親子に限定した農業体験は初めて。同市内や酒田市などから幼児や小学生と保護者合わせて約30人が参加した。
しゃきっとのそばにある鶴岡市農協北部集荷場で、アルストロメリアやトルコギキョウなど鶴岡産の花の出荷作業を見学。近くの農家のビニールハウスに移動して軟白ネギ、ミニトマトの栽培について説明を受け、しゃきっとの裏手にある畑で大根と落花生の収穫を体験した。
ミニトマトの栽培見学では、もぎ取りも行われ、子供たちは真っ赤に熟した大きめのミニトマトを選んではほお張り、「とっても甘い」「こんなにおいしいのは初めて食べた」など大はしゃぎ。大人たちは「どうしてこんなに甘くなるのですか」など生産者から栽培方法を聞いていた。
昼食には米粉を使ったピザ作り、つや姫の新米の試食、収穫したての大根を使った料理などを楽しみ、参加者は半日の農業体験を満喫していた。
親子で一緒にハウス栽培のミニトマトのもぎ取りを楽しんだ