2009年(平成21年) 10月22日(木)付紙面より
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庄内みどり農協のジェラート・おにぎり店「こめっこ」が20日、酒田市の山居倉庫そばにオープンした。地元特産の果物などを使ったジェラートや、注文を受けてからその場で握る各種おにぎりなどを販売する。
「こめっこ」は、地元の特産農産物を用いた新商品の開発・販売促進を図る施設を整備しようと、国のふるさと雇用再生特別基金事業を活用して同農協が、山居倉庫そばの農産物直売所「みどりの里山居館」の入り口右側に増築する形で建設した。
広さは約10平方メートル。同市のレストラン欅の太田政宏総料理長から指導を受け、浜中産のイチゴ「おとめ心」やアンデスメロン、赤肉の「クインシーメロン」、北平田地区で生産が始まった食用ホオズキ「シオタほおずき」などを材料に作ったジェラートを販売する。価格は単品、2種類のミックスともに250円。来月からは刈屋産のナシ(幸水、豊水、ラフランス)、庄内柿、もち米の酒田女鶴のジェラートもメニューに追加する。
また、管内産はえぬき1等米を使用し、注文を受けてから握り提供するおにぎりを、鮭、梅、昆布、おかかは各120円、タラコ、筋子、明太子は150円で販売する。
ほかに玉こんにゃくや、米粉うどんの「米のかおり」、生ジュースなども販売。11月末までは無休で午前9時から午後5時まで営業する。
この日は関係者約20人が出席し開店式典。碇谷肇同農協専務理事が「当農協管内の食材をおなかいっぱい食べていただき、ますます繁盛するよう願う」とあいさつし、関係者4人とともにテープカットしてオープンを祝った。
「こめっこ」では21―24日の4日間、オープンを記念して「つや姫」のおにぎりを1日当たり、25―30個限定で販売する。
開店したばかりの「こめっこ」店員がジェラートを手渡した