2010年(平成22年) 8月29日(日)付紙面より
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鶴岡市の山王まちづくり株式会社(三浦新社長)の「山王デイバザール」が28日、同市の山王通り商店街の空き地で始まった。新たなにぎわい創出を目指し、商店街内外から出店希望者を募り、毎週土曜日の日中にテントで出店するもの。初回のこの日は飲食店など12店が出店し、大勢の家族連れなどでにぎわった。
市が進めている山王通りの整備や、今年5月、近くに鶴岡まちなかキネマがオープンするなど新たな人の流れを踏まえた新企画。当面は山王日枝神社南側の空き地で、将来は同空き地から鶴岡郵便局前までの歩道拡幅部分(延長約150メートル)に約30店を出店する計画。
初回のこの日は韓国、タイ料理をはじめ、焼き鳥、アイスクリーム、鮮魚、手作りパン、衣料品などの12店が出店。午前11時の開店とともに、次々に客が訪れ、もうもうと立ち上る炭火焼きの煙や「これ、おいしいよ」などの威勢の良い掛け声に誘われ、買い求めていた。
オープンに先立ち、山王日枝神社の敷地北東の一角に、今回新たに建立した「市の神」の入魂祭が行われ、同神社の武田紘宮司が祝詞を奏上、三浦社長らが玉ぐしをささげ商店街の繁栄を願った。
三浦社長は「山王通りを、単に車が通る道ではなく、市民のコミュニティーの場として復活させたい。その大きな目標に向け、一つのきっかけにしたい」とデイバザールに寄せる思いを語った。
デイバザールは今後、毎週土曜日午前11時から午後3時まで実施。山王まちづくりでは随時、出店者を募っている。問い合わせは同社=電0235(24)8987=へ。