文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2010年(平成22年) 9月30日(木)付紙面より

ツイート

県教委校名発表 「酒田光陵高校」に

 県教育委員会は29日、酒田市内の公立4高校を統合し、2012年4月に開校する新しい高校の校名を「酒田光陵(さかたこうりょう)高校」(仮称)に選定したと公表した。同日開かれた県議会9月定例会文教公安常任委員会で相馬周一郎教育長が明らかにし「クロマツ林のある酒田市の松陵小学校区と光ケ丘地区に位置し、地域に親しまれた2つの地名を校名に入れた」と選定理由を説明した。来年6月の県議会に県立学校設置条例の改正案を提案し、可決された後に正式決定する見通し。

 新高校は、酒田商業、酒田工業、酒田北の県立3校と市立酒田中央を統合。県内初の情報科や普通科、工業科、商業科を設置し、総合選択制を導入して学科の枠を越えて学べる学校にする。

 校名については、県教委が選定の参考とするため、今年5月1日から1カ月間にわたって一般から公募。計616件の応募があり、校名は242点が寄せられた。公募の結果や開校準備委員会での意見などを踏まえ、地域性や歴史、親しみやすさ、新高校への期待など、総合的な観点から検討を重ねてきた。

 県教委は、「酒田光陵」の選定理由として▽歴史と伝統ある4高校が統合して地域全体の期待を担い誕生し、郷土に誇りと愛着を持つ人材の育成▽クロマツ林のある松陵小学校区に位置し、校舎西側に光ケ丘公園が広がり、地域に親しまれた地名から2文字を取り、地域に愛され、豊かな自然と調和しながら発展―などの願い込めたとする。さらに、光に満ちた校名のイメージは第5次県教育振興計画の目標「知徳体が調和し、『いのち』輝く人間の育成」の精神に通じるとしている。

 一方、応募数の多かった校名案も公表され、「酒田総合」が100件、「酒田光ケ丘」が28件、「酒田中央」が24件、「酒田」が20件などだった。多数の応募があった校名案を選定しなかった理由について、相馬教育長は「既存の高校名との関連などを勘案し、選定に至らなかった」と説明した。

 新高校は、1学年が普通科3学級と専門科の工業科4学級、商業科3学級、情報科1学級の計11学級440人。今春、4校に入学した生徒が第1期生となり、11年度まで各校に所属し12年度から新高校校舎に移転する。

 酒田中央高のグラウンドに、鉄筋コンクリート造り4階建ての管理教室棟(一部2階建て)と専門科の実習を行う産振・特別教室棟の校舎2棟、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り2階建ての体育館などを新たに建設。北側の隣接地に陸上競技場(1周300メートル、サッカー場兼用)、テニスコート、ソフトボール場、弓道場などを整備する。開校後も当面は酒田中央高の現施設を使用し、生徒数の減少に応じて解体する。

「酒田光陵高校」(仮称)となる新高校の外観イメージ図
「酒田光陵高校」(仮称)となる新高校の外観イメージ図



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field