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2010年(平成22年) 10月9日(土)付紙面より

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鶴岡市「歩いて暮らせるまちづくり」 市民や大学生が意見交換

 少子高齢化に対応した安全安心でゆとりのある生活を実現したまちづくりを考えるワークショップ「歩いて暮らせるまちづくり―この10年と未来を語る」が7日、鶴岡市山王町の山王日枝神社社務所で開かれた。

 NPO法人「公益のふるさと創り鶴岡」(風間眞一代表理事)主催。全国で20カ所をモデル地区として採択された「歩いて暮らせるまちづくり」(旧建設省モデル事業)が2000年に鶴岡で受託され、市から委託を受けた早稲田大学佐藤滋研究室が中心となり、各種まちづくり事業を提案するワークショップが開かれた。10年が経過した現在、提案された各事業がどのような形で進展し、変化しているのか市民自ら検証しようというもの。

 この日の第1回ワークショップには、まちづくりに興味を持つ市民や大学生など約20人が参加。はじめに、鶴岡市の都市計画マスタープラン作成や中心市街地活性化にかかわっている首都大学東京都市環境学部の饗庭伸(あいば・しん)准教授が「行政主体だったまちづくりに市民参加の機会を設け、情報とキーパーソンを集めた上で、さまざまなプロジェクトの実験と実践を行った」と、10年前の「歩いて暮らせるまちづくり」事業の概要を説明した。

 続いて参加者たちが5、6人ずつ4グループに分かれてワークショップを実施。各テーブルで自分が取り組むまちづくりなどを話すとともに、現在のまちづくり活動における課題について意見を交わした。

 あるテーブルでは「蔵や古民家の活用が全国各地でブーム。地域資産の活用と展開を考える必要がある」「自分たちがやらなければならないと、まちづくりに対する市民の意識は変わりつつある」といった意見が出る一方で、別のテーブルでは「市内の観光施設は、観光客の正面にない建物が多い。車での移動や駐車の面でも不備が多い」「高齢者の視点では、本当に歩いて暮らせるまちにはなっていない」「一般市民は盛り上がっていない」といった厳しい意見もあった。

 ワークショップは今年12月まで4回にわたり同社務所などで開かれる。第3回は公開ワークショップとして、11月20日に同市馬場町の丙申堂で開催され、第1、2回で出されたまちづくりへの意見を公開する。また、来年2月または3月にシンポジウムを市内で開催し、全ワークショップのまとめを発表するほか、市民の意見として市へ提出するという。

市民たちがワークショップに参加し、「歩いて暮らせるまちづくり」について意見を交わした
市民たちがワークショップに参加し、「歩いて暮らせるまちづくり」について意見を交わした


2010年(平成22年) 10月9日(土)付紙面より

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来年4月統合の酒一中と酒五中1、2年生 体動かし笑顔で交流

 来年4月に統合する酒田一中(池田誠晴校長、生徒228人)と酒田五中(佐藤邦生校長、生徒299人)の1、2年生が7日、酒田市光ケ丘陸上競技場で合同レクリエーションを行い、学校の枠を越えて交流した。

 半年後には机を並べて学ぶ両校の生徒たちが、仲良く違和感なしにその日を迎えられるようにと、統合準備委員会学校部会が実施している交流事業の一環。酒田一中から1年生87人と2年生76人、酒田五中から1年生95人と2年生105人が参加した。

 雲一つない青空の下、生徒たちは競技場のフィールドに集合。統合後を想定し、学年ごとに両校生合同でつくった仮クラス6つの対抗形式で、クラス全員が輪になって前の人にぴったりくっつき、ゆっくりしゃがんで後ろの人の足に腰掛ける「ヒューマンチェア」や、両手をつないだまま次々と大きな輪をくぐり抜けて渡していく「フープリレー」、定番の綱引きなどを楽しんだ。

 酒田一中1年の後藤憲哉君(13)は「初めてのチームで難しかったが、面白かった。これからも仲良くしていきたい」と感想。既に一中生の友達ができたという酒田五中1年の泉川央樹君(12)は「少し友情を感じた。うまくやっていけそう」と話していた。

 両校は、来年2月に沖縄を訪問する2年生の修学旅行を一緒に行うなど、これからも折を見て交流を深めていく。

「ヒューマンチェア」に成功し歓声を上げる酒田一、酒田五の合同クラス
「ヒューマンチェア」に成功し歓声を上げる酒田一、酒田五の合同クラス



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