2011年(平成23年) 2月6日(日)付紙面より
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鶴岡市のアパレルメーカーと絹織物業者がアウトレット製品などを展示即売する「シルク&アパレルフェア」が5、6の2日間の日程で、鶴岡市のマリカ市民ホールで開かれている。
鶴岡織物工業協同組合と山形アパレル工業協同組合が1998年から毎年この時期、庄内地域産業振興センターと共催している。養蚕からプリントまで一連の工程が集積している絹織物産業と、高級ブランド品を手掛けるアパレル産業をPRするもの。
13回目の今年は、アパレルメーカーのコートやジャケット、スカート、ブラウスなど女性物を中心にしたアウトレット製品約2000点のほか、シルクのスカーフ、ネクタイなどの小物を展示即売。初日の5日は午前10時半のオープン前に約150人が並び、オープンとともになだれるように会場に。市価の2、3割安から半値とあって、品定めをしては次々に小脇に抱え、大きな袋いっぱいに買っていく人もいた。
会場には、カイコが繭を作るときに最初に出す糸「キビソ」を使ったスカーフや帽子も展示即売。来月には東京・新宿の伊勢丹での展示販売など、「tsuruoka silk」のブランドで全国展開を図っているもので、ざっくりとした独特の風合いと洗練されたデザインが話題を呼んでいた。
6日は午前10時半から午後4時半まで。午後1時と同3時半からはタイムセールを行う。