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2011年(平成23年) 2月24日(木)付紙面より

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圧雪路 路地で威力 車いす用ソリ作り安全送迎

 鶴岡市の介護老人福祉施設・池幸園(佐藤佐保子園長)は冬期間中、利用者のお年寄りを安全に自宅まで送り届けるため、手作りの送迎用のソリを作製した。細い路地で送迎車が利用者の自宅前まで行けない場合に活用しており、利用者の家族からは「車いすで圧雪した道を進むのはすごく大変で、ソリを作ってもらって助かった」と好評を得ている。

 同園ショートステイを利用する鶴岡市本町三丁目のお年寄り宅前の道路幅は狭く、送迎車が近くまで行くことができない。送迎車から自宅まで約200メートルの距離があり、降雪で路地が圧雪状態になると、車いすの利用者を移送するのは困難となった。

 このため、送迎担当者からの要望などがあり、同園の業務主任・小林政志さん(52)が、今月初旬にソリを製作。大きさは長さ約1メートル、幅約70センチで、車いすに乗ったまま移送できるように平らな木製の土台に子供用のスキー2本をボルトでしっかり固定した。

 22日は、ソリでお年寄りを自宅まで移送。介助職員など3人体制で、車いすとソリをロープでしっかり固定するなど安全面に気を配るなどしてスムーズに雪道を進み、自宅まで送り届けた。

 小林さんは「利用する方が寒い思いをしないで安全に送迎できる手段としてソリを作った。雪道で車いすを運ぶ際は、前輪を浮かせないと進まないため、すごく大変だったが、ソリで運ぶようになってからは移送時間が半分になった」と話していた。

車いすのお年寄りをソリに乗せて移送する職員
車いすのお年寄りをソリに乗せて移送する職員



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