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2013年(平成25年) 4月6日(土)付紙面より

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食事もクラゲと一緒 クラゲの食器完成 加茂水族館

 鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)は、館内で展示しているさまざまなクラゲのデザインを盛り込んだ食器を製作した。ラーメンの丼やお子様ランチ用のトレー、平たい大皿、タンブラーなどに大小のクラゲが描かれている。新水族館(来年6月オープン予定)内のレストランで使用するが、一部を現在のクラゲレストランで使うことも検討している。また、タンブラーやご飯茶わん、コーヒーカップなどは今月末ごろから館内で販売される予定。

 クラゲをデザインした食器は、以前から村上館長が開発を検討していた。しかし思ったようなデザインが出来上がらず、試行錯誤を繰り返していた。今回、一昨年3月の東日本大震災で被災し、現在は鶴岡市田川に住むデザイナーの奥山春名さん(43)を知人から紹介されたことをきっかけに、デザインがとんとん拍子に進んだという。

 モチーフとなったのはベニクラゲやミズクラゲ、タコクラゲ、シロクラゲ、アンドンクラゲとさまざま。食器は「どうせなら良いものを」(村上館長)と、全て有田焼の製品を使った。また、クラゲのデザインが埋没しないよう、いずれもシンプルな白の食器を選んだ。

 このうちカレーなどを盛り付ける大皿には3体のアンドンクラゲが描かれた。長い触手を持つ姿は、「この皿でしか表現できない」(村上館長)という。また、ラーメンの丼にはミズクラゲとサカサクラゲの2種類が盛り込まれた。2種類のクラゲが器の縁をぐるりと取り巻いており、中華マークをデザインしているかのよう。

 村上館長は「職員たちと一緒にデザインを考えたこともあったが、やはりプロの仕事は違う。非常に素晴らしい出来となった」と話し、「メニューを食べ進めるとクラゲが姿を現し、思わず笑顔になる楽しみがある。クラゲを見た後、レストランで楽しみながらおなかをいっぱいにしてもらいたい」と語った。

 館内の売店で販売されるのは湯飲み、コーヒーカップ、ご飯茶わん、タンブラーなど。現在、販売価格を検討している。販売開始は4月下旬から5月上旬の予定。問い合わせは加茂水族館=電0235(33)3036=へ。

さまざまなクラゲが描かれた有田焼の食器。一部は売店などで間もなくお目見えする
さまざまなクラゲが描かれた有田焼の食器。一部は売店などで間もなくお目見えする



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