2013年(平成25年) 4月28日(日)付紙面より
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ゴールデンウイーク初日の27日、鶴岡市由良の白山島にある海洋釣り堀が今シーズンの営業を開始した。風雨が強く寒いあいにくの天候となったものの、内陸地方や近県から家族連れなどが訪れ、魚との「勝負」を楽しんだ。
釣り堀は鶴岡市が1978(昭和53)年に開設。釣りざおや餌などの道具を持たずに手軽に釣りができるのが特徴で、シーズン中の週末などは、県内外から大勢の行楽客が訪れる。昨年度は約1万2000人が入場した。オープンを前にギンザケやアイナメ、ソイ、ヒラメ、カレイなど10種を超える魚が放された。
オープン初日は悪天候となったが、開業の午前9時には雨具姿の約50人が入場。強い風のため、釣り糸を思い通りのポイントに垂らすのに苦労しながらも、20―30センチのギンザケやソイなどを次々と釣り上げていた。駐車場には「山形」ナンバーの乗用車が目立ち、「新潟」「秋田」「仙台」「宮城」などのナンバーも見受けられた。
米沢市から家族5人で訪れた中学1年の佐藤未来斗(みきと)君(12)は「朝6時に出発してみんなで車で来た。ここの釣り堀は初めて。寒いけど、釣れて良かった。引きがすごかった」と話し、30センチほどのギンザケを釣り上げ喜んでいた。
今シーズンの営業は10月20日までで、期間中は無休。営業時間は午前9時―午後5時。入場料は高校生以上1000円、小中学生500円、入場のみは100円。