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2014年(平成26年) 6月5日(木)付紙面より

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地元で働くイメージ持って 羽黒高で職業体験イベント

 鶴岡市の羽黒高校(牧静雄校長)で3日、職業体験イベント「ワクワク・ワークin羽黒高校」が行われ、地元の若手企業家がボランティアで体験ブースを用意。美容師やラーメン店の仕事などを通し、生徒たちが職業意識を高め、将来地元で働くイメージを持った。

 生徒に仕事の楽しさを伝え、地元で活躍する若者を育てようと、地元で起業している30代の経営者3人でつくる「あきんどなまか」(菅亮太代表)が、産学一体の理念を掲げる同高に呼び掛けて昨年初めて企画。今年は昨年参加した7社に民間4社と自衛隊が加わり、計12社(機関)が参加。体育館と屋外を会場に、小屋を組み立てる大工作業や移動美容車を使った介護体験、映像撮影や編集、珪藻土(けいそうど)塗り、生花の水上げ処理などの体験ブースを用意。体験内容は全て企業側が負担した。

 この日は1年生225人が参加。事前の希望調査で振り分けた2つのブースを生徒たちが回り、仕事の一部を体験しながら、働く意味や企業経営の心得などをじかに聞いた。このうち生花店のブースでは、お湯を使った湯切りという水上げ方法を体験したり、イメージを形にする「接客」の大切さを説明。また、ラーメン店では、寸胴鍋を磨いたり「海老ワンタン」の湯切りをさせてもらいながら、経営者が「お客さまの命を預かる職場」と仕事の厳しさを生徒たちに伝えた。

 珪藻土塗りを体験した庄司琉菜さん(15)は「簡単そうに見えて難しい。慣れたら楽しいかも」と話し、生花店の仕事を体験した栗田直香(なおよし)さん(15)は「きれいな仕事の裏で働く人の手間暇があることが分かった。将来は自分もやりがいのある仕事に就きたい」と話していた。

 美容室を経営する株式会社Peace社長である菅代表(33)は「高校卒業後すぐでなくとも、いずれ古里のために活躍する気持ちを持ってもらえたら」と話していた。

「女性の職人もいる」などと聞きながら、しっくいの代わりに珪藻土塗りを体験する生徒
「女性の職人もいる」などと聞きながら、しっくいの代わりに珪藻土塗りを体験する生徒



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