2014年(平成26年) 7月4日(金)付紙面より
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鶴岡市矢馳の酒田河川国道事務所鶴岡防災ステーションで3日、「はたらく車の学習会」が行われた。鶴岡市立栄小学校(尾崎稔校長、児童36人)の1、2年生が校外学習として国道の維持管理に使われている車両について学んだ。
同校の1、2年生は総合学習などの時間に「はたらく車」について学んでおり、今回は実際に車両を見学する調べ学習の一環として学習会を計画。同ステーションがこれを受け入れ、国道維持工事の委託を受けている浅賀建設(鶴岡市大半田、浅賀隆社長)の協力で開催した。
学習会には児童12人が参加。初めに酒田河川国道事務所の加藤恒道路管理課長から「皆さんが安心して通れるように、国道ではいろいろな車が働いている。交通事故の原因となりそうな物の撤去、除雪作業などが代表的な仕事」と説明を受けた。
続いて敷地内に並んだ除雪トラックやロータリー除雪車、道路パトロールカーなど8台の車両について、ステーションの職員が解説。「ロータリー除雪車は前部に付いたロータリーで雪をかき集め、上の煙突から雪を飛ばす。最大で40メートル先まで飛んでいく」と説明を聞くと、児童たちは目を丸くしていた。
その後、車両の乗車体験が行われ、高所作業車では15メートルほどの高さまで足場が伸びると、乗り込んだ児童たちが「すごく高い!」と大喜びしていた。五十嵐翔馬君(7)=2年=は「高所作業車や道路パトロールカーが面白かった。パトロールカーではマイクを使わせてもらった」と話していた。