2014年(平成26年) 8月30日(土)付紙面より
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今月24日に兵庫県神戸市の神戸夙川学院大で開かれた観光プランコンテスト「第6回全国高校生観光甲子園」に出場した鶴岡中央高校チームが、最高賞のグランプリ(文部科学大臣賞)に選ばれた。台湾の高校生向けに庄内の農業や文化を体験するプランを提案し、グランプリの中でもトップ賞受賞の快挙に生徒たちは「うれしい」「先生と仲間のおかげ」と喜んでいる。
コンテストは全国の高校生を対象に、大会組織委員会が2009年から開催。今回は69校131プランの中から10校10プランが本選に出場した。
同校は2年ぶり3回目の出場。2011年は準グランプリ(神戸市長賞)、12年はグランプリ(観光庁長官賞)を受賞している。メンバーはいずれも総合学科情報科学系列3年の牧舞夢さん(17)、木瀬朱音さん(17)、渡部凌太君(17)、和嶋勇太君(17)、高橋花織さん(18)の5人。5月から日本に住む中国人や県庁を取材し、外国人に人気の観光地やお土産などを調べた。
テーマは「脱ありきたりの旅PART4?LINKつながる・空港・高校・技術・未来・心?おいしい空港から始まる、さくらんぼ県の“サイエンス体験!おいしい”教育旅行」。台湾の高校生をターゲットに庄内の農業や文化体験、観光を通じて両国のつながりや交流を深める内容で、台湾の高校生を地元の高校生が案内する寸劇を交えて発表し、グランプリに加え、同大学長賞も受賞した。
リーダーの牧さんは「目標だった最高賞を取れて、頑張ってきて良かった。グランプリに選ばれたときはうれしくて涙が出た」と感想。担当の渡部正仁教諭は「グランプリの中でもトップを狙っていた。夏休み中も練習を頑張ってくれたのが結実した」と話した。
大会後、生徒たちは山形デスティネーションキャンペーンの一環で、庄内をPRする手作りのガイドブックを会場で配布。来月、鶴岡駅でも配布する予定という。