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2015年(平成27年) 5月30日(土)付紙面より

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日台観光サミット、山形で開幕 30日酒田でタウンミーティング

 日本と台湾の観光交流の拡大を目指す「2015日台観光サミットin山形」が28日、山形市内で開幕した。東北では初開催となり、日台双方約250人が参加し31日までの4日間、会議や酒田市の相馬樓、鶴岡市の国宝羽黒山五重塔などの視察が予定されている。30日にはサミットと連携した「観光立国タウンミーティングin庄内」が酒田市の東北公益文科大公益ホールで開かれる。

 サミットは日本観光振興協会、日本旅行業協会、台湾観光協会の主催。2008年に台北市で初めて開かれ、以降1年ごとに日台で交互に開催。今回が8回目で、日本での開催は山形が静岡、石川、三重県に次いで4県目。日台双方の政府関係者をはじめ旅行会社、航空会社、観光関係団体のトップが参加しテーマに「日本の地方観光」を掲げた。

 日本政府の統計によると、14年の訪日台湾人は282万人、訪台日本人は163万人で双方向の交流人口は446万人に上り、サミット開催前の07年より約200万人増加している。サミットでは双方向交流人口500万人に向け意見交換する。

 初日は山形市内で晩さん会があり、台湾側から駐日代表部に相当する台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表、日本の観光庁に当たる台湾交通部観光局の謝謂君、台湾観光協会の頼瑟珍会長ら約60人、日本側は主催団体、国や県、東北公益文科大理事長で庄内観光コンベンション協会最高顧問の新田嘉一平田牧場グループ会長ら県内の観光関係者ら約190人が出席した。

 新田氏は12年3月、台湾と庄内空港との間に相互乗り入れ方式の国際チャーター便運航に尽力した観光振興功績で、台湾観光局から感謝状を贈呈されており、当時の局長が頼会長だった。両氏のつながりが縁で、若者による日台双方向交流の拡大をテーマにした観光立国タウンミーティグが酒田で開催される。

 晩さん会では、吉村美栄子知事が「県民を代表して歓迎する。4日間、山形県を堪能してほしい」、沈代表が「『おしん』の故郷山形県でのサミット開催を楽しみにしていた。双方向交流人口500万人突破を目指そう」とそれぞれあいさつ。台湾でも人気のテレビドラマ「おしん」で少女時代を演じた女優の小林綾子さんが山形の観光をPRした。

 29日は山形市内でサミット会議を開催。台湾側の参加者らは30日に庄内入りし、酒田市の相馬樓で酒田舞娘の演舞、鶴岡市立加茂水族館を視察し、あつみ温泉萬国屋で交流会。最終日の31日に羽黒山五重塔を視察する。

日台観光サミットが開幕し、山形市内で晩さん会が開かれた。台湾観光局感謝状受賞者の平田牧場グループ会長の新田氏(左から2人目)と、当時局長として贈呈した台湾観光協会の頼会長(中央奥の女性)も出席した=28日
日台観光サミットが開幕し、山形市内で晩さん会が開かれた。台湾観光局感謝状受賞者の平田牧場グループ会長の新田氏(左から2人目)と、当時局長として贈呈した台湾観光協会の頼会長(中央奥の女性)も出席した=28日



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