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2015年(平成27年) 6月6日(土)付紙面より

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威勢良く「からぐり山車」 大山犬祭り

 庄内三大祭りの最後を飾る「大山犬祭り」が5日、鶴岡市の大山地区で繰り広げられた。犬を主人公にした全国でも珍しい祭りで、昔話に伝わる化け物を退治した「メッケ犬」のみこしをはじめ、歌舞伎の人気場面などを題材にした巨大な「からぐり山車」、化け物にささげられた「仮女房」を中心とした行列がにぎやかに地区内を練り歩いた。

 犬祭りは同地区に鎮座する椙尾神社の例大祭。昔、住民を苦しめた大ムジナの化け物を「丹波の国のメッケ犬」が退治したという昔話に基づき、300年以上前から続くとされる。上、大山、下の3つの神宿がそれぞれ仮女房を中心にした行列を仕立て、同神社まで地区内をくねる。総勢1000人を超える行列は壮大で、酒田市の酒田まつり、鶴岡市の天神祭とともに「庄内三大祭り」に数えられる。

 今年の祭り当番となる神宿(頭屋)は、上頭が2組・天保町(田中正和頭主)、大山頭が第一区・浦町(西脇輝雄頭主)、下頭が西茨新田(佐藤義孝頭主)。からぐり山車は「高館」と「尾浦」の2台で、高館が「藤娘」、尾浦は「鳴神」がテーマ。地区の子供たちが引くミニからぐりは「ぶんぶく茶釜」を題材にした。

 午前11時半にJR羽前大山駅前を行列が出発し、子供たちの犬みこし、からぐり山車などの勇壮な姿が祭り客の目を楽しませた。街角には、からぐりを引く男衆の「そーれ、そーれ」という威勢の良い掛け声が響き渡っていた。

男衆が引くからぐり山車が大山地区をくねった
男衆が引くからぐり山車が大山地区をくねった



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