2016年(平成28年) 3月8日(火)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で6日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。クリーム色の産毛に包まれた赤ちゃんが、体をしきりに動かし、時折鳴き声を上げるなどかわいらしい様子に、来館者から「見て、かわいい」と注目を浴びている。
同館によると父親はコロ、母親はコノミで、コノミは2年連続の無事出産。前日まで食欲もあり、特に変わった様子は見られなかったという。同日午前7時50分ごろに担当飼育員が出勤すると、赤ちゃんは既に生まれていた。既に体毛は乾いており、出産から時間が経過していたとみられている。コノミの赤ちゃんは通算10頭目となった。
誕生した赤ちゃんは体長約70センチ、体重10・4キロで、近年生まれた赤ちゃんの中では体格が大きめ。性別はまだ分かっていない。母親を呼ぶように大きな鳴き声を上げる様子に、来館者は「かわいいね」と言葉を交わし、写真を撮っていた。
赤ちゃんは3週間ほどで産毛が抜け、ゴマフアザラシ独特の模様になる。その頃には性別も判明するという。その後、同館で赤ちゃんの名前を募集する予定。