荘内日報ニュース

2016年（平成28年） 3月24日（木）付紙面より

庄内弁で交通安全　日替わり標語まとめ配布

　県警察本部交通企画課が昨年募集した「交通安全ご当地標語」に関し、庄内警察署（大坂政弘署長）は、寄せられた標語の中から庄内弁を使用した31点を紹介したオリジナルの「庄内弁日替わり交通標語―今日も一日安全運転」を作製した。

　特に夕暮れ時の交通事故を防止しようと、同課は県交通安全協会など各交通安全団体と共に昨年10月1―31日、県民を対象に県内各地の方言を交えた交通安全標語を募集。同課によると、3000点余の応募があり、うち庄内弁を使用したものは約350点寄せられたという。

　管内の交通安全に向けて同署地域交通課はこの標語に着目。大坂署長らが350点の中から1日1標語計31点を厳選、Ａ3サイズにまとめた上でラミネート加工を施した。今回記載した標語は「反射材　貼ってしぇばのと　帰り道＝4日」「反射材　外さ出っどぎ　着けねばの＝12日」「気をつけれ　ばんげなたさげ　歩くとき＝26日」など、いずれも庄内弁を使った秀作ぞろい。今月初めに完成し管内の小中高校、各公民館、安全運転管理者連絡協議会所属事業所に配布した。

　大坂署長は「当初は『日めくり』も考えて試作したが、『日替わり』の方がインパクトがありそう。標語を見て交通事故に気を付けて」と話している。「日替わり交通標語」は同署ホームページでも閲覧できる。