2016年(平成28年) 6月28日(火)付紙面より
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水土里ネット笹川(笹川土地改良区、鶴岡市藤浪二丁目、村上誠理事長)と鶴岡市立羽黒第二小学校(小田悟志校長)が連携して取り組んでいる総合学習「笹川たんけん隊2」が27日、同市羽黒町川代の水芭蕉橋周辺などで行われた。同校6年生が藤島川(笹川)や最上川の水質や水生生物の調査を行い、古里の川について学んだ。
同校は総合学習で「ふるさとの川ささがわ」に関する環境学習に取り組んでいる。2年生は藤島川にサケの放流を行い、3年生が「笹川たんけん隊」を結成して川の成り立ちを調べている。5年生は山と川の密接な関係を学びながらブナの植林をしている。
6年生は学習のまとめとして「笹川たんけん隊」を再結成し、川の上流から下流にかけて水質や水生生物の調査を行っている。今回は児童29人が参加した。初めに川代地区の水芭蕉橋の近くで水質調査を行った。水土里ネット笹川の職員の指導で、藤島川からくんだ水についてpH値やリン酸、アンモニウムなどの含有量、水の透明度などを確認した。
続いて川に入って石の下などに隠れている水生生物を捕獲。網の中にカゲロウやトビケラの幼虫が見つかると、教員や職員に「これは何ですか?」と盛んに質問していた。
その後、児童たちは酒田市に移動し、最上川河口で同様の調査を行った。上流と下流の違いを比較してレポートにまとめるという。