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2016年(平成28年) 7月29日(金)付紙面より

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先人の知恵と工夫学ぶ

 鶴岡の歴史や文化を学ぶ親子体験プログラム「親子de学ぶin城下町 鶴岡」が27日、鶴岡市羽黒町松ケ岡の本陣で始まった。29日まで3日間の日程で、小学生親子が庄内竿(ざお)作り体験などで先人の知恵と工夫を学んでいる。

 地域主導のまちづくりに取り組む「ヤマガタデザイン」(鶴岡市覚岸寺、山中大介代表)が企画。自主性を重んじた藩校「致道館」の教育を倣い、創意工夫でつくり上げる力を学ぶことで未来の人材育成につなげる狙い。

 地元の小学生や夏休みで帰国中の親子連れなど18人が参加。初日は本陣を会場に、国の伝統的工芸品である「羽越しな布」の原料であるシナの木を使ったオーナメント作り、心身を鍛える武芸として江戸時代に庄内藩が推奨した釣り文化を象徴する「庄内竿」、御殿まりや姉様人形作りを体験。

 このうち庄内竿を継承する常盤敬一さん(70)=青柳町=が講師になった庄内竿作りでは、ニガタケの節を小刀で削り、火であぶって真っすぐに延ばす作業を体験。釣りが大好きで参加したという朝四小4年の鈴木耀君(9)は手つきもよく、“感覚”で教える常盤さんに「修業に来い」と言われる場面も。鈴木君は「自分で釣り竿を作れるなんてすごい。釣りで使ってみたい」と話していた。

 2日目の28日は本陣で論語の素読や自然遊び、最終日の29日は酒井家第19代で致道博物館副館長の酒井忠順さんの講話、致道博物館の見学などを行う。

常盤さん(左)の手ほどきを受けて庄内竿作りを体験する児童=27日、鶴岡市の本陣
常盤さん(左)の手ほどきを受けて庄内竿作りを体験する児童=27日、鶴岡市の本陣



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