2016年(平成28年) 10月1日(土)付紙面より
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鶴岡市の渡前小学校で30日、10月2日に行われる庄内空港の開港25周年を祝う記念セレモニーで披露する子ども獅子踊りの練習が行われ、地域の指導者に教わりながら4年生11人が最終確認を行った。
渡前獅子踊りは、太鼓をたたきながら獅子頭を激しく振り立てて足を強く踏んで踊る勇壮な踊りで、「大踊り」「橋掛り」「幕掛り」「女獅子掛り」の4つから成る。同校では1998年から子ども用に短くアレンジした子ども獅子踊りを踊り、近年は毎年4年生が受け継いでいる。
例年は踊りと太鼓演奏を分担しているが、本年度の4年生は人数が少ないため獅子役は一人で太鼓も踊りも行う。4年生たちは昨年9月から踊りの練習を開始し、これまで踊りの歴史や衣装についての学習や地区内の五所神社例大祭などで発表を行ってきた。
この日は地域の指導者4人が同校を訪問。児童たちは胸に抱えた太鼓をたたきながら力強く足を踏み、迫力あふれる演舞を披露した。セレモニーに向けて渡前獅子踊り保存会の丸山聡会長は「太鼓をたたきながらの踊りは難しかったと思うがよく覚えてくれた。これまでの練習通り元気良く発表してほしい」、中獅子を務める鈴木奏太君(10)は「大きな声を出して大きく踊りたい。緊張すると思うけど成功させたい」とそれぞれ話していた。