2016年(平成28年) 10月26日(水)付紙面より
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鶴岡市立黄金小学校(岡崎津校長、児童81人)の創立130周年学校祭が22日、同校で行われた。各学年がダンスや歌、劇などを発表。中でも6年生は学校創立130年の歴史と友情の大切さを訴える劇を披露し、観賞した保護者たちから大きな喝采を浴びた。
同校は1886(明治19)年、当時の高坂学校と和楽学校が統合し、青龍寺尋常小学校として設立。今年で130周年の節目を迎えた。学校祭は各学年のステージ発表のほか、各教室で図画展示などが繰り広げられた。
6年生12人による劇「黄金小学校130年 友よ?この先もずっと」は、運営委員長の若生心愛(ここな)さんが夏休みの自由研究でまとめた「黄金小130年の歴史」をベースに、児童と教員がアイデアを出し合って脚本を制作。友情と絆の大切さを伝えるストーリーに仕上げた。
劇の内容は、現代の黄金小児童が同校体育館前に置かれた銅像の二宮金次郎と共に時代をさかのぼり、戦時中や昭和初期、高度経済成長期などの出来事を探るもの。ステージでは児童たちが「巨人、大鵬、卵焼き」など各時代の流行語や文化、ドラマ、アニメを基に話を進め、その中で主人公たちが友情の大切さを学ぶ。幕あいに当時流行した歌や踊りを交えるなど、にぎやかなステージを繰り広げた。
下級生や保護者から大きな拍手を受けて劇を終えた後、若生さんは「12人全員うまくできた。自分も楽しく、劇を見た人も楽しんでもらえたと思う」と笑顔で話していた。