2016年(平成28年) 12月7日(水)付紙面より
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鶴岡市の朝暘第五小学校で5日、市内の小中学校に勤める技能士らが正月に向けた門松作りを行った。技能士ら15人が参加し、市内で剪定(せんてい)した竹や松を組み合わせ、高さ1メートルほどの門松1組を完成させた。
鶴岡市の小中学校に勤める技能士らでつくる市学校技能士自主研修会「学校に門松を飾る会」(坂本稔会長)主催。同研修会は学校技能士の技術力向上や均等化を図ろうと1998年に設立し、毎年門松作りを実施している。
この日午前、研修の一環として同市谷定で竹林整備と、同市の大塚公園で松の剪定を実施し、その際出た材料を使用した。
門松作りはオイルの空き缶にこもを巻き、先端を斜めに切った長短3本の竹を立てて砂で固定。周りに松やユズリハなどを飾り付けた。会員たちは手分けしながら竹をまとめ、余った部分をのこぎりで切るなどてきぱきと作業を行った。
製作した門松は同市の朝暘第六小に飾られる。今回参加した会員たちが、この日学んだ技術を持ち帰り各校で門松を製作する。
坂本会長は「市に協力してもらって材料を集められた。今年も立派な門松ができた。子どもたちに季節を感じてもらえれば」と話していた。