2017年(平成29年) 10月25日(水)付紙面より
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遊佐町の「鮭のつかみどり大会」が22日、同町小原田の月光川河川公園内・水路で行われ、町内外から訪れた子どもたちがずぶぬれになりながら体長60センチを超える大きなサケを追い、次々と捕まえていた。
月光川には各支流を含めて県内で最も多くのサケが遡上(そじょう)する。明治期から始まったサケのふ化事業は現在も続いており、きれいな川と自然の恵みをより多くの人から知ってもらおうと、NPO法人「遊佐鳥海観光協会」(庄司茂正理事長)が、生け捕りしたサケ1匹を持ち帰りできるイベントとして毎年開催している。
この日は断続的に雨が降るあいにくの天候にもかかわらず、大勢の家族連れが詰め掛けた。網を張って水路の一部を区切り、中に町内の採捕場で捕獲したサケ計240匹を4回に分けて放流。参加者は水路に入って、「来たぞ」「あっちの方が大きそう」などという周囲の声に応え、ずぶぬれになりながら、より大きなサケを狙っていた。