2018年(平成30年) 10月20日(土)付紙面より
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県教育委員会は18日、2019年度公立高校、特別支援学校高等部の入学者定員を発表した。公立高校全体の定員は18年度より240人少ない7400人となる。内訳は全日制が7120人(県立高校6840人、山形市立山形商業高280人)、定時制は前年度と同じ280人。推薦入試については、定員に対する募集割合は各校とも変更なし。
庄内関係では、鶴岡中央総合学科と酒田光陵工業科がそれぞれ1学級(40人)削減される。酒田光陵は工業科の構成をこれまでの「機械」「電子機械」「エネルギー技術」「環境技術」の4科から「機械制御」「電気電子」「環境技術」の3科に変更する。
庄内地区各高校の入学者定員は次の通り。
◇全日制
▽鶴岡南=普通160人、理数40人、山添校普通40人▽鶴岡北=普通120人▽鶴岡工業=機械40人、電気電子40人、情報通信40人、建築40人、環境化学40人▽鶴岡中央=普通120人、総合120人▽加茂水産=海洋技術40人、海洋資源40人▽庄内農業=食料生産40人、食品科学40人▽庄内総合=総合120人▽酒田東=普通120人、探究(理数探究、国際探究)80人▽酒田西=普通160人▽酒田光陵=普通80人、機械制御40人、電気電子40人、環境技術40人、ビジネス流通40人、ビジネス会計40人、情報40人▽遊佐=総合40人
◇定時制
▽鶴岡工業=工業技術40人▽酒田西=普通40人
2018年(平成30年) 10月20日(土)付紙面より
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県立鶴岡南高校の2年生5人と、鶴岡駅前商店街振興組合が連携して、「菓子」をテーマにした駅前活性化イベント「鶴お菓子まつり」の開催に向けて準備を進めている。27日(土)、FOODEVERとマリカ広場での開催で、高校生によるお菓子コンテストや駅前クイズラリーなどの内容。生徒たちは「駅前を知るきっかけになれば」と話している。
文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールに指定されている同校の「鶴南ゼミ」の一環で鶴岡駅前活性化と有効活用について研究する2年生5人と、同組合との共催事業として初開催するイベント。鶴岡市の食文化の一つである「菓子」をテーマとした集客イベントの開催で、駅前活性化のきっかけづくりとする狙い。
安野ななみさん(16)、佐藤ほのかさん(16)、佐藤亜美さん(16)、佐藤詠美さん(17)、豊原朋佳さん(17)の5人が、同組合の活性化事業部と共に4月から会議や、関係各所への企画のプレゼン、協力要請など準備を重ねてきた。活動を通じて高校生たちは、「知らなかった駅前の店を知ることができた」「駅前の活用が進んでいない現状を知り、問題意識を持つことができた」などと実感しているという。
当日は、市内の3高校計6チームが出場して地元食材を使った創作菓子を競う「鶴お菓子甲子園」(午後3時半から同5時)と、高校生以下を対象とした同商店街の逸品などが当たる駅前クイズラリー(午前10時半から午後3時)がメーン。このほか、鶴岡南高吹奏楽研究会のアンサンブルコンサート、参加自由の手形アート作り、地元保育施設に協力を呼び掛けて園児からお菓子をテーマに描いてもらった作品展や、高校写真部、美術部による展示など。
来場者らにアンケートを呼び掛けて有効活用のヒントを探り、来年以降の継続につなげたい考え。豊原さんは「ゼミ活動を通して気付いた鶴岡の良い点を、伝えられれば」、佐藤亜美さんは「初開催の今回を成功させて、将来的に駅前のにぎわいづくりに寄与できれば」、同組合理事の三浦亨活性化事業部長(58)は「高校生ならではの視点を生かし外部へのプレゼンなど熱心に取り組んでくれた。継続するイベントになれば」とそれぞれ話している。