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2019年(平成31年) 3月16日(土)付け紙面より

「通り土間」や黒板塀イメージの囲い 城下町の歴史に配慮

 国が鶴岡市馬場町の旧荘内病院跡地に建設する「鶴岡第2地方合同庁舎」の実施設計がまとまった。古い商家などに見られる「通り土間」や黒板塀をモチーフにした囲いを設けるなど城下町の歴史を考慮した建物とした。第2地方合同庁舎には鶴岡税務署、鶴岡公共職業安定所、山形地方検察庁鶴岡支部の同市内にある3つの機関が入り、2022年度に業務開始の見込みとなっている。

 鶴岡市内では山形地方法務局鶴岡支局や庄内労働基準監督署などが入る鶴岡合同庁舎(大塚町)に次ぐ国の合同庁舎となる。

 第2地方合同庁舎は敷地約3900平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約3500平方メートル。総事業費約15億円を見込み、20年度から22年度にかけて建設される。国土交通省東北地方整備局営繕部は施設の設計者選定に当たり、「城下町の歴史を感じる、鶴岡らしいデザインによる施設整備」など3つをテーマとして設計業務委託の公募型プロポーザルを実施し、梓設計(東京)が受託業者に決定した。

 1階南側の歩道そばに設けられる「通り土間」は、近くにある国指定重要文化財「旧風間家住宅丙申堂」にも残り、城下町の地域特性と歴史的景観に配慮して採用。荒天時の来庁者の利便性を確保するとともに、通り土間の一角に多目的トイレとベンチを配置した休憩スペースを設ける。

 また丙申堂に面する敷地東側にはポケットパークを整備し、庁舎の案内看板周辺に板塀をイメージさせる囲いを設ける。

 第2地方合同庁舎の整備をめぐっては、鶴岡市が市立荘内病院の新築移転に伴う旧病院敷地の跡地利用構想を描く中で浮上。02年には、中心市街地の活性化に向け合同庁舎整備を盛り込んだ「シビックコア地区整備計画」が国交大臣の承認を得た。しかし、その後の公共事業の大幅削減や東日本大震災の発生などで、建設計画が具体化しない状況が続いていた。

 鶴岡第2地方合同庁舎は、国が重点事業として掲げる防災・減災対策事業の一環としても位置付けられており、市は建設に合わせ、災害時に市役所本庁舎の防災機能を補完する「防災倉庫」を合築する。倉庫は1階西側に設けられるほか、2階の共用会議室は災害時の国などからの派遣職員の待機所や帰宅困難者の一時受け入れスペースとしての活用も想定する。

 一方、合同庁舎に入居する官庁のうち鶴岡税務署の跡地について市は、老朽化している荘内看護専門学校の移転候補地の一つとして利用を検討している。

国の3機関を集約する鶴岡第2地方合同庁舎のイメージ図(設計過程のイメージで、今後変更される場合がある)=国交省東北地方整備局営繕部提供
国の3機関を集約する鶴岡第2地方合同庁舎のイメージ図(設計過程のイメージで、今後変更される場合がある)=国交省東北地方整備局営繕部提供



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