2019年(平成31年) 3月17日(日)付紙面より
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鶴岡市内の多くの小学校で16日、卒業式が行われた。昨年春に旧栄小と統合した京田小(布川敦校長、児童123人)では、統合後初めての卒業式が行われ、真新しい学生服に身を包んだ16人の児童が学びやを巣立った。
式には全校児童と教職員、来賓、保護者など約220人が出席。午前10時に開会し、出席者が大きな拍手を送る中、少し大きめの制服に身を包んだ卒業生が入場した。
児童一人一人に卒業証書を手渡した布川校長は式辞で、「卒業証書は6年間の学びの課程を修了した証。皆さんは本年度旧栄小と統合して最初の卒業生。4月の統合式からあっという間の1年間だったが、大きく友情を育んだ。自分の未来を切り開くパイオニアとなって世界に羽ばたいて」とはなむけの言葉を贈った。
来賓祝辞などに続き、「別れの言葉」として卒業生が「出会いを大切にする」「勉強を頑張る」「けがをしない丈夫な体をつくる」などとそれぞれ目標を発表し、「京田小と栄小の思い出を胸に中学でも頑張ります」と涙を拭いながら力強く述べた。全校合唱で児童たちが歌声を響かせると保護者から大きな拍手が送られ、卒業生たちは晴れやかな笑顔で会場を後にした。