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2019年(平成31年) 3月23日(土)付け紙面より

酒田まつりの「立て山鉾」製作・活用 10月めどに市民組織立ち上げ

 酒田青年会議所(JC、若村光司理事長)は20日、酒田まつり(本祭り・5月20日)のシンボルとなりつつある山車「立て山鉾(やまぼこ)」について、今年10月をめどに市民組織を立ち上げる方針を発表した。同JCがまちづくりの一環で製作してきたが、設置場所が毎年変わり、来年からは保管場所もなくなるなど課題が多いため、市民ぐるみで山鉾を製作・活用する体制を構築し、まちの活性化につなげていく考えだ。

 酒田まつり(旧山王祭)は江戸・慶長14(1609)年から続いている。かつては高さ20メートル超の立て山鉾が巡行したが、1908年の電線敷設で途絶えた。しかし、酒田JCが96年、高さ6メートルの山鉾、2008年には同20メートル超の立て山鉾を復活させ、翌09年にはマリーン5清水屋前で巡行。その後、設置場所は日和山公園やみなと市場など転々とし、保管してきた県酒田海洋センター(船場町二丁目)脇の倉庫も、県が改修して他用途に使うため、来年5月の酒田まつりを最後に使えなくなる見通しだ。

 市民組織については同日夜、同JCが酒田産業会館で開いた公開例会で発表した。主管した同JC「救済! 山鉾委員会」の久木原満委員長(37)が、酒田同様に大型山車を使っている青森県五所川原市や秋田県能代市では行政や商工団体の強力なリーダーシップの下、市民ぐるみで観光振興につなげてきた経緯や、「本間光丘も町全体の結束を強めるために山車(亀笠(かさ)鉾)を作った」など指摘。その上で、▽立て山鉾とまちづくりの関係についてあらためてビジョンを策定▽10月25日の公開例会までに市民組織「山鉾文化保存会」を設立▽保管場所の確保について、市などに要望書を提出する―など、本年度の活動方針を発表した。

 久木原委員長は「JC内部の自己満足でなく、立て山鉾を市民全体のものにしたい。五所川原や能代と連携し、日本海側の大型山車のサミットなども検討したい」と話した。

 この日の公開例会は「立て山鉾よ、どこへ行く」をテーマに開き、一般を含め約70人が参加。五所川原市の「立佞武多「たちねぷた」の館」館長の菊池忠さん、能代市の「天空の不夜城」協議会事務局の柳原清司さん、酒田JCで立て山鉾製作を提案した第40代理事長の佐藤昌則さんの3人によるパネル討論では「昔の立ち佞武多の写真を見てショックを受け、それが原動力になって復活した。そこに流れているものこそ先人の遺産で、大切に」(菊池さん)、「行政とのコミュニケーションを大切に」(柳原さん)、「他のまねでなく、酒田ならではのものを。酒田まつりの象徴は今、山鉾ではなく獅子頭。この現状を再考して」(佐藤さん)などの意見が出た。

立て山鉾の展望を探った公開例会。五所川原や能代の関係者を招き、大型山車とまちづくりの関係を考えた
立て山鉾の展望を探った公開例会。五所川原や能代の関係者を招き、大型山車とまちづくりの関係を考えた



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