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2019年(平成31年) 3月31日(日)付け紙面より

さかた街なかキャンパス 15年の歴史に31日幕

 「中心市街地のにぎわい創出」という大きな目標を掲げ、酒田市中町一丁目の空き店舗を活用し2004年にオープンした「さかた街なかキャンパス」が今月31日(日)、約15年に及ぶ歴史に幕を下ろす。常設ギャラリーでの作品展示を主に、東北公益文科大や県立産業技術短期大学校庄内校の学生・教員たちによるワークショップや公開授業、コンサート、講演会などが連日のように繰り広げられてきた文化・芸術施設。利用者からは「なくなるのは寂しい」と閉館を惜しむ声が上がっている。

 同キャンパスは酒田TMO(街づくり推進機関)が県や市の補助を受け、まちづくりやにぎわい創出のための活動拠点として整備したもの。中通り商店街の元眼鏡屋の空き店舗(鉄筋コンクリート2階建て、売り場面積約200平方メートル)を改装し04年8月、公益大による「ゼミ紹介ポスター展」、産技短大庄内校の「学校紹介ポスター展」でオープン。以来、公益大、産技短大は同キャンパスを活用し続けた。学生、近隣の商店店主らは親しみを込め「街キャン」と呼び、多くの市民らが趣味の作品を発表する場として常設ギャラリーを活用、“来街者”増加の一翼を担ってきた。

 同キャンパス設立に尽力したのが公益大観光・まちづくりコース非常勤講師の菊地亮哲さん。「地方都市で街の活性化、空き店舗対策の名目でこれほど長くソフト事業を継続した例はまれな存在」(菊地さん)とし、長く継続できた要因として菊地さんは▽施設運営を担った事業主体である酒田商工会議所の決断▽市の支援▽公益大や産技短の長きにわたる施設の活用▽さまざまな企画を記事として紹介したマスメディアの協力▽会場を活用し展示発表を行おうという市民の存在―の5項目を挙げた。

 閉館を知り29日午後、アルバイトの合間を縫って山形市から駆け付けた東北芸術工科大1年の池田璃乃さん(19)は17年夏、所属していた県立酒田西高校美術部の部員と共に「風景水彩画と池田璃乃習作展」を同キャンパスで開催。高校1年から3年の夏まで描きためた油彩とペン画、クロッキー計15点を出展し、その若い感性で描かれた作品の数々が評判を呼んだ。池田さんは「なくなるのは寂しい。なぜっという感じ」と話し、「街なかキャンパスでいずれ個展を開きたかった」と閉館を惜しんだ。



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