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2020年(令和2年) 1月19日(日)付紙面より

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令和の年金広報コンテスト 動画部門で最高賞

 大学生を含む若い世代の国民年金加入促進に向け、酒田市の東北公益文科大学(酒田市、吉村昇学長)で年金について学んでいる2年生5人が制作した動画「年金知らない人にクイズを出してみた」が、厚生労働省主催「令和の年金広報コンテスト」動画部門で最高賞の厚労大臣賞を受けた。5問のクイズを通して年金に関する知識を深めていく内容で、動画共有サイト「YouTube」内にある同省の「MHLWchannel」で閲覧できる。

 同コンテストは、次世代を担う若い世代と共に年金について考えていくことを目的に同省が本年度初めて企画。同省年金局によると、ポスター、動画、自由形式の3部門に全国各地から計426点の応募があった。

 若年層の国民年金未加入・保険料未納が社会問題化する中、阿部公一公益大教授(社会保障論、公的年金論など)のゼミ生らは2016年度から「国民年金加入行動啓発プロジェクト」と銘打ち、若年層に国民年金の「自分ごと化」を促すための動画を制作し、これまでに7本を「YouTube」にアップしている。

 本年度は、阿部教授が指導する「プロジェクト型応用演習」を履修した2年生20人が3グループに分かれて担当。阿部教授や3、4年生の指導を受けながら企画・構成・演出・撮影・出演を分担し、年金に関する動画を計4本制作、同コンテストに応募した。

 最高賞を受けたのは、渡部謙史朗さん(20)=鶴岡東高出身=を代表に、須賀陸さん(20)=新庄南高出身、今田清午さん(20)=新庄北高出身、平岩愛貴さん(20)=新庄南高出身、澤内拓実さん(20)=岩手・福岡高出身=の5人によるAチーム。動画で出題されたクイズは歴史上の出来事、昔話、地理に関連し、例えば「老齢基礎年金」に関するクイズは「浦島太郎がもらったのは玉手箱ですが、開けておじいさんになった浦島太郎はどんな年金をもらえるでしょうか」と、堅いイメージがある年金をかみ砕いて理解できるようにしているのが特長。「年金はどうしても堅いイメージ。最後に笑ってもらいたい」(渡部さん)と、エンディングにNGシーンを盛り込んだ。

 授賞式は今月15日に厚労大臣室で行われ、代表して渡部さんが加藤勝信大臣から賞状を受け取った。「大臣から『面白かった』と言ってもらえた」と話す渡部さんは「このような賞を頂くのは初めてで、大変うれしい。頑張ったかいがあった」と述べ、「年金は老後にもらうものと思っていたが、授業を通して他にもいろいろな制度があることを知った。若い世代から加入するという気持ちを持ってもらえたら」と話した。

賞状を手にする渡部さんはじめ最高賞を受けた学生5人。左は阿部教授
賞状を手にする渡部さんはじめ最高賞を受けた学生5人。左は阿部教授



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