2020年(令和2年) 2月9日(日)付紙面より
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鶴岡市第一学区コミュニティ振興会(鈴木淳士会長)の除雪ボランティア活動が8日、同学区内で行われた。小中学生たちが民生委員や町内会役員といった大人と一緒に、独居老人宅の雪かきに取り組み、助け合いの精神を養った。
朝暘一小の6年生と鶴岡三中の1、2年生有志を対象にボランティアを募り、2005年度から継続している活動。冬季間週1回ほど定期的に実施している。
本年度は小中学生計18人が参加登録。一人暮らしの高齢者宅約30軒から雪かきの申し込みがあった。計画では1月の第3週に始まり、その後2月第3週までの毎週土曜日に実施予定だったが、少雪で8日が活動の初日となった。
この日は、前日から断続的に降り続いたため学区内は真っ白。午前9時に第一学区コミセンに集合後、大人に引率されて13人の子どもたちがスコップを片手に各地区へ繰り出した。
このうち城南町では、中学生3人と大人3人で6軒を除雪。訪問先で「ありがどのー」「すごい助かるー」などと歓迎を受け、玄関先の雪を片付けた。
鶴岡三中2年の佐藤菜々美さん(14)は生徒会執行部に所属していることから初参加。「湿り気があって結構重い。でも喜んでもらってうれしい」と笑顔だった。