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2020年(令和2年) 2月27日(木)付紙面より

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温泉地潤う献立提案

 鶴岡市・湯野浜温泉の「創作料理ワークショップ」が25日、亀やで行われた。湯野浜観光協会とDEGAM鶴岡ツーリズムビューロー(理事長・皆川治鶴岡市長)が共催しているもので、昨秋以来3回のワークショップを踏まえ、各旅館が献立を提案、関係者に振る舞われ、感想などを聞いた。

 游水亭いさごやの大野直一調理長(48)が出したのが山形牛のしゃぶしゃぶと由良産アワビの踊り焼きで、アワビの殻が焼ける香ばしい磯の匂いが会場内に広がった。自らのホテルでも炭火のこんろをワゴンに載せ、客の間を回るサービスを行っている。しゃぶしゃぶの薬味にした地元産・雪中軟白ねぎのスライス山盛りも、ネギの甘い味が好評だった。監修役の東京・丸の内、東京會舘・鈴木直登和食総調理長(66)は「ネギがいい味をしていた。季節のものをしっかり打ち出すことが重要です」と及第点を与えた。いさごやの大野さんは「料理人が客とのコミュニケーションを取ることを鈴木さんに言われ、従来も行ってきたが、意を強くした。さらに新たな味に挑戦したい」と意気軒高だった。

 亀やはサザエの磯煮に趣向を凝らし、竹屋ホテルは米の娘豚のしゃぶしゃぶだったが材料に庄内麩(ふ)を加えることで新味を出した。

 鈴木さんは総評で「一軒のホテルが潤うだけじゃだめ。湯野浜温泉全体が潤い、にぎわいをつくらないと、さらなる観光客は来てくれない。“あそこのものを食べたいよね”という料理を多く作る努力を温泉街全体で続けてほしい」と注文を出した。

 来月13日、最終イベントとして一般客を招いての「オール湯野浜」料理のイベントを行う。

鈴木さんは地元産の軟白ねぎの甘さに感心しながら、試食した
鈴木さんは地元産の軟白ねぎの甘さに感心しながら、試食した



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