2021年(令和3年) 11月20日(土)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡中央高(兼子由香校長)で16日、1年生234人を対象にした「やまがたのスペシャリストに聞くトップセミナー」が開かれ、酒田市でカイロプラクティック院を開業する小野弘志さん(50)が「こころとからだを元気(PEP)にして、地域ではたらく」と題して講演した。
PEP(ペップ)は英語で元気、活気といった意味があり、小野さんは一般財団法人日本ペップトーク普及協会認定講師で、自分自身や周囲を元気づけるペップトークの普及に努めている。
講演で小野さんは酒田東高野球部員の1年の時、体調を崩して大好きな野球が一時できなくなって悩みを深め、その後に「前向きに楽しい生き方を選択しよう」と考え方を変えた自身の経験を紹介した。
スポーツの試合前に監督やコーチが選手たちを鼓舞するため語り掛ける言葉がペップトークと説明し、「ペップトークは元気、勇気、活気を与える言葉。言葉で人の心は前向きになれるもの。自分がなりたいもの、やりたいことがあったら、恥ずかしがらずに言葉に出すか、ノートに書き込んでもいい。そうすることで自分の心と体をペップアップしてほしい。自分を勇気づける言葉を見つけてほしい」とアドバイスした。
県キャリア教育推進事業の一環でセミナーを開催した。同校は1年生を対象に15―17日の3日間を「アカデミック3days」と銘打ち、宮城県や酒田市などで大学や専門学校、企業などの見学、サイエンスナビゲーターの桜井進さんを講師に迎えたセミナーなどを集中的に実施した。