文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 3月19日(金)付紙面より

ツイート

スマホ一つで東北回遊 4月1日―9月3日「トウホクマース」展開

 JR東日本は、「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、4月1日から9月30日までの6カ月間、東北6県で観光型MaaS(マース)「TOHOKU MaaS(トウホクマース)」を展開する。スマートフォンによる電子チケットを使い、JRやバス、観光タクシー、観光施設、飲食店などを網羅的に利用できる環境づくりを目指すもので、県内では庄内、置賜の2エリアで行われる。

 マースはMobility as a Service(サービスとしての移動手段)の略で、さまざまな公共交通や移動サービスを組み合わせて検索、予約、決済などを一括して行うサービス。スマホなどICT(情報通信技術)の普及に伴い、世界でさまざまな形のマースが取り組まれている。

 JR東日本のトウホクマースは、東北6県の8エリアで各自治体や事業者と連携し展開する。新幹線eチケットやスマホ用電子マネー「モバイルSuica」と組み合わせることで、観光施設や食事、さまざまな体験などを含め、スマホ一つで東北地方を回遊できる環境づくりを目指す。

 提供される主なサービスは、▽旅行プランニングサービス=専用サイトで好みの旅行を組み立て、自動で移動時間も計算▽リコメンド機能=周辺の観光施設や体験メニューを紹介▽交通チケットの購入=JRを含むフリーパスや定員制高速バス、空港連絡バスなどに利用できる電子チケット▽予約制高速バスの予約・決済▽観光チケット=施設入場や観光タクシーの手配など▽東北MaaSチケット=全エリア共通の1枚500円の電子チケットで、飲食店や土産物店、観光施設などで利用できる―など。

 このうち庄内関係の交通チケットは、JR関係では酒田・鶴岡―余目―新庄のJR普通列車が2日間乗り放題となるフリーパス「庄内・最上川パス」を発行する。バスでは「つるおか1日乗り放題券」(指定区間内の庄内交通の路線バスが対象で、3種を発行)、酒田るんるんバス(市営の市内循環路線バス)、予約制高速バス(仙台―鶴岡・酒田―本荘)、定員制高速バス(山形―鶴岡・酒田など)、空港連絡バス(鶴岡・酒田―庄内空港)―で利用できる。バスはスマホでチケットを購入し、当日はスマホに表示した電子チケットを乗務員に提示して乗降する。

 飲食や施設関係では、「庄内共通周遊とくとくパス」(鶴岡・酒田市内の観光8施設の共通入場券)、観光タクシー「駅から観タクン」(鶴岡駅発)、「庄内観光物産館グルメ」(東北MaaSチケットで味処庄内庵、とびしまの特定メニューで利用可)―など。
 JR東日本ではトウホクマース展開エリアを、Suicaなど交通系電子マネーのキャッシュレス化を推進するエリアと定め、各エリアでSuica電子マネーを使える環境を整備していく。DC期間の利用状況を見て、さらなる本格展開を検討するという。


2021年(令和3年) 3月19日(金)付紙面より

ツイート

新たな目標胸に 卒業式

 庄内地方の各小学校で18日、卒業式が行われ、鶴岡市の朝暘第三小学校(生田浩樹校長)では新型コロナウイルス感染予防対策のため合唱の取りやめや、出席する保護者の人数を制限するなど規模を縮小して実施。少し大きめの真新しい制服に身を包んだ卒業生109人が6年間慣れ親しんだ学びやに別れを告げた。

 朝三小の児童は3つの中学校に分かれて進学するが、中には庄内を離れて県内の中学に進む児童もおり、式典には各進学先の制服を着用して出席。在校生を代表した5年生が色とりどりの花のアーチを手にし、卒業生を会場に迎え入れた。

 卒業証書授与では生田校長が1人ずつ名前を読み上げて証書を手渡し、児童は証書を片手に保護者のいる席に向かって胸を張っていた。式辞で生田校長は「夢無き者に目標なし 目標無き者に計画なし 計画無き者に実行なし 実行無き者に成果なし」と、はなむけの言葉を贈り、「毎朝、昇降口であいさつをするのが楽しみだった。行事では、たくましく成長した姿を見ることもできた。胸を張って堂々と卒業してほしい」と述べた。

 別れの言葉では卒業生全員が壇上へ登壇し、教職員や保護者に向かって代表者が1人ずつリレー形式で6年間の思いを伝えた。入学した1年生から始まり、学校行事での思い出や、生活を支えてくれた家族への感謝の気持ちなどが詰め込まれた言葉に、教職員や保護者は目元を押さえながら耳を傾けていた。

 庄内の小学校の卒業式は19日まで行われる。

壇上に登壇し、教職員や保護者に向かって「別れの言葉」を述べる卒業生
壇上に登壇し、教職員や保護者に向かって「別れの言葉」を述べる卒業生



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field