2022年(令和4年) 3月16日(水)付紙面より
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タイの「子どもの村学園」と鶴岡市立朝日中(和田恭司校長、生徒90人)のオンライン交流会が14日、行われた。1年生19人が日本や朝日地域の魅力をタイの子どもたちに紹介した。
「子どもの村学園」と鶴岡市朝日地域との交流は1989(平成元)年に始まった。相互理解を深めようとタイに中高生を派遣したり、学園の関係者を鶴岡に招くなどしている。2019年には「鶴岡・『タイ子どもの村学園』友好協会」が設立し会員67人が交流活動を繰り広げている。
この日、「子どもの村学園」からは小中学生合わせて12人が参加。朝日中の生徒が雪国、月山ワイン、即身仏といった朝日地域の特色を紹介した後、タイの子どもたちが農作物の栽培に取り組む写真を通して日頃の学園生活を伝えた。
質問コーナーでタイの子どもたちは「日本のアニメの中でドラえもんが好き」「朝日に行って雪遊びをしたい」「もっと朝日中の皆さんのことを知りたい」と答えていた。
渡部心温(しおん)さん(13)は「とても楽しかった。機会があればタイに行って交流を深めたい」、小野寺志乃さん(13)は「タイの人たちが日本のことを好きで安心した。毎日、ウクライナの大変で嫌なニュースを見るが、もっと世界の国の人たちと仲良くしたい気持ちを強くした」と語った。